外壁塗装の見積もり価格が高く「もしかしてぼったくりでは?」と頭を過った方も多いのではないでしょうか。しかしそんな場合は他の業者で見積もりを取っても相場より高い場合が殆どです。
ここでは外壁塗装の見積もり価格が高くなる理由について紹介していきます。
外壁塗装の相場価格とは?
まずは外壁塗装の相場価格を把握しておきましょう。
建坪20坪、窯業系サイディングの外壁をシリコン塗料を使用する場合、相場は55~70万円となります。建坪が30坪になると、相場は80~95万円となります。
この相場価格を基準として、見積価格が高くなるのはよくあることです。
それにはしっかりとした理由があるので紹介していきます。
外壁塗装の見積価格が高くなる場合
使用する塗料のグレードによる価格差
外壁塗装に使用する塗料はグレード別に様々な種類があります。
大手メーカーが標準グレードに定めているのが、耐久性が12~15年程のシリコン塗料です。
しかしシリコンよりもグレードが高い塗料はたくさんあります。
昨今ではシリコン塗料よりコストパフォーマンスの優れた「ラジカル塗料」を標準グレードに指定している業者もいます。その場合、塗装の単価が+¥300~450/㎡となります。
他にもさらにグレードの高い「フッ素塗料」や「遮熱塗料」の場合も相場価格よりも高くなります。
まずは見積もられている外壁塗料のグレードは何なのかをしっかりと確認しましょう。
外壁材の補修が必要
外壁塗装を行おうとしている際、大抵の外壁はメンテナンスのタイミングということもあり、小さなひび割れが発生していたり、部分的に割れているなどの不具合が生じています。
外壁塗装ではそれら外壁材の不具合までは直すことが出来ない為、外壁材の補修を行ってから塗装工事を行います。
外壁補修は箇所数が多かったり、程度がひどい場合には数万円という価格が追加されるため、相場価格よりも高くなりがちです。
工事内容に差異がある
外壁塗装は外壁材を塗るだけではありません。
外壁材以外に「土台見切り塗装」「軒天塗装」「上裏塗装」「帯塗装」と付帯工事があります。また、多くの場合は「屋根塗装」と組み合わせたり、「雨樋塗装」や「雨樋交換」なども同時に行います。
その為、工事内容に差異が無いか、見積明細をしっかりと確認しましょう。
まとめ
見積価格が高い=ぼったくりではありません。
外壁の劣化状況などから必然的に工事が必要なことが殆どなので、しっかりと見積明細を確認し、価格差が生じている理由を理解しましょう。